家事の分担は、それなりに必要だと思う。
そう、「それなり」に。

例えば、蛍光灯の付け替え。
背の高い私はそんなに苦もなく交換できるけれども、背の低い女性には困難だろう。
そんなとき、(一般的に女性より背の高い)男性が交換する。

効率と安全の問題。
脚立に乗ってガタガタ危なっかしく作業してケガをしてしまっては大変だ。
交換してもらったら、女は、感謝してもしなくても「有難う、あなたがいて助かったわ」というようなことを言ってほめてやる。
そうすると男は調子に乗って色々やってくれる。
コレ、手のひらの上ってやつね。

「女だから」「男だから」というのではなく、「得意分野」をする。
私たちの場合で、一般的に言われるものと少し違うのは、パソコンと掃除。
女である私の方がパソコンを使いこなせていて、男である彼の方が風呂掃除が得意だ。

「野球以上の娯楽は無いでしょう」
そう言ったのは、西武ライオンズのG.G.佐藤。
得意なこと、好きなことをするのがストレスを溜めない方法でもあると思う。
G.G.は、野球が好きで、他人よりちょっと得意だったから、野球を仕事にすることができた。
私は、本が好きで、本に関わりたくて、それでお金をもらっている。
ただ好きなことをしているだけなのに、お金をもらっている。
お金をもらって、勉強させてもらっている。

仕事はできればしたくない。
好きなことだけしていたい。
だったら、好きなことを仕事にすればいいじゃない。

家事が好きなら、家事を一所懸命やればいい。
口出しさせない程に。
そのかわり、外で働く人には口出ししない。

家事で金銭は発生しないが、金銭を発生させる仕事をしている人が気持ちよく働けるように、バックアップする。
それが専業主婦の役目だと思う。

私はきっと、それができない。
両方中途半端にやる。
というか、現状、私の方が社会経験がはるかに長いわけだし、口出ししないわけがない。
今もするし。

どちらがいいかはわからないけれども、私は私を結構気に入っている。
社会人・一人暮らしももう七年目とかだし、そのなかで、男感も女感もつかんだと思っている。
一般的なオンナノコがするような嫉妬とかしないし。
結婚するかしないかの寸前まで行った経験も関係しているのかも知れない。

女の方がたくましいと思う。
「女々しい」という言葉が男にしか使われないように。
複数のことを同時にできるなんて素敵じゃない。
そしてそれが、男女が男女で暮らす理由でもあると思う。
違う得意なものをもっている同士が穴を埋めあって生活する。
でもって、夜には穴を埋めてもらうんだ。
ほら、世の中男と女が必要でしょう?

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